717 第1回 オンライン多田図尋常小学校を開校しました。


 6月5日に第1回オンライン多田図尋常小学校を開校しました。元小学校教師の井上清三さん、タダーズ技術顧問T.eng氏と、不登校の親御さんの会「はなまといる」を主宰されている東田信子さんの3人の方が登校されました。井上さんは事務局長をされている日本色覚撤廃の会総会の直前で忙しい中、社会の授業を行なっていただきました。8時33分の始業ベル(校長の中城が鐘を鳴らす)でスタート。

 1時間目は井上さんのオンライン社会授業「日本の歴史と戦争」の授業を行いました。太平洋戦争で日本軍が一番被害が大きかったのがフィリピンだったそうです。(ウィキペディアには日本陸軍の死者は33万人フィリピン人の死者は100万人以上)70年以上たった現在ウクライナ侵攻でも多くの犠牲が出ているのが悲しいです。次のテーマは「民主主義と禁酒法」。こんなテーマのを小学生?対象にやるなんて。こうご期待です。

 2時間目は東田さんが丁寧にまとめられた資料を使って不登校の親御さんの気持ちを中心に説明していただきました。30分枠だと掘り下げて膨らませる時間が少し足りない感じでしたが、続きは東田先生と相談します。

 

 

 3時間目は T.eng氏の「音楽と時代背景」。今回は指揮者編の第1回で、かの大指揮者フルトヴェングラーを取り上げました。T.eng先生いわく「リズムを刺激する『コブシ』を効かせた指揮」をするフルトヴェングラー。ナチスドイツのヒットラーが自分の誕生日に演奏を熱望するくらい夢中となったそうですが、フルトヴェングラーは自分の主張を曲げずに途中で袂を分かって行きます。戦後、非ナチを認められるまでの経緯を演奏を交えながら丁寧に説明していただきました。音楽好きな東田さんは最近クラシックコンサートに行くようになって、やはり指揮者にこだわって聴いているそうで、T.eng先生のお話をとても楽しんでおられたようです。放課後の自由時間でもお二人の音楽談義が止まりませんでした。

 ということで多田図尋常小学校も無事に終了。ありがとうございました。次回は高齢社会を研究されている澤岡詩野さんを先生にお迎えする予定です。よろしくお願いいたします。  多田図尋常小学校校長 中城