オンライン・タダーズ 21’04

今回のフリートークのテーマも自然とウクライナ侵攻となりました。元小学校教師の井上清三さんのお母様は昨年お亡くなりになり、井上さんはご実家の後片付けの最中ですが、よりに寄ってロシアのウクライナ侵攻が始まり、木材価格が急騰。それを受けて不動産の処理もしにくくなってきたとお話されていました。井上さんのオンライン社会科授業は「日本の戦争の歴史」の最終コーナーです。井上さんの感想です。 ●今回も「日本の戦争の歴史」をやりました。いよいよ昭和に入って、今の所日本の最後の戦争になっている太平洋戦争です。その前に、受験で覚えたことが書いてありました。懐かしい。 「1900年の前とあとの4のつく年(1894,1904)と、その10年後の4のつく年(1914)に戦争があって、1914の後ろの2つの数(14)をひっくりかえした年(1941)に戦争が起きた」 これって、高校の日本史の先生が言ってたような。そういえば、私、予備校に行ってた時は、年号覚えについて明治以降は元号で覚えたような。明治27年日清戦争、明治37年日露戦争・・・なんてね。こうすると、お爺ちゃんが何歳の頃に起こった・・・とかで自分の身体に沁みこむような感じがしたのかな。  残りあと2問。
 前回のオンライン・タダーズではご自身が主催された「田起こしの会」の直前に、参加者のお一人、大島裕子さんのスマホからリモート参加され「ちょうど伺いたいことがあるので次回のオンライン・タダーズにもっていきます」とおっしゃられていた無農薬野菜生産者の坂梨勝一さんは、今回は井上清三さんの最新パソコンの話で盛り上がっている時に、来店されました。さっそく店主(中城)が坂梨さんに「伺いたいこと」をお尋ねしました。 「実は私のガラケーに怪しいメールが入ったんです。いきなり宛名もなく『元気?久しぶり、どうしてる?』。無視していると『どうしたの?寝てるのかな?』以前、若い方から馴れ馴れしいメールが来たときでも宛名はつけてあったし、これは怪しいと無視してたら、合計で9通来ました。暇なやつがいるんですね。こんな時はどうしましょうか?」 タダーズ最高顧問T.eng氏からのアドバイスです。「それは暇人ではなく、仕事としてランダムに送りつけてるんです。下手に返信すると怪しげな勧誘がありますよ。一番の対策は無視すること。しつこく来た場合は着信拒否という手もあります」 「着信拒否かあ。そもそも私のガラケーはどうやって設定するのかわかりません」 「それは自分で取説を調べてください」 「取説、どこにあるかな?あったあった調べてみます」 としばらく取説を読み込んでおられました。 でも最後に「着信拒否のやり方わかりました。謎のメールは削除しちゃったので、また来たらやってみます。そろそろ私は畑の準備がありますので失礼します。ありがとうございました」 今回はガラケーの取説の読み込みで終わってしまった坂梨さんからの感想です。 ●今回は短時間の参加でしたが、のっけから私には意味のわからないパソコンやネットの話で盛り上がっていたのは、気のせい?もう少し人間の話がしたかったです。
 プロの音響エンジニアでタダーズの最高技術顧問であるT.eng氏には、無料喫茶店タダーズ・コーヒーの音響を飛躍的に向上していだきました。まず業務用のスピーカー、ミキサー、レシーバーを設置、さらに50年前の店主のプレーヤーと自作スピーカーを見事復活した上、100枚以上のLPレコードまで手配していただきました。最近はズーム会議用に店主のMacにコンデンサーマイクとオーディオ・インターフェイスを設置してオンライン・タダーズも高音質となったようです。残念、当の店主には聞こえませんが・・。そして古くてズームのオンライン・タダーズに参加できなかった坂梨勝一さん(無農薬野菜生産者)のノートPCをアップグレードしていただいたり、さらに井上清三さん用に最新パーツで改造したパソコンを制作し、めでたく5月に設置することになりました。我々のようなITに疎い者にとっては、神様のような技術顧問でもあります。今後ともよろしくお願いいたします。T.eng氏の感想です。 ●次のオンラインタダーズは新井上PC初デビュー予定です
無料喫茶店「タダーズ・コーヒー」スタートから、ご支援いただいているケアプラザの安次嶺寛子さん。忙しいお仕事の合間を縫ってオンライン・タダーズに参加していただきました。安次嶺さんは地域を支援するケアプラザのお仕事にも積極的にズームを活かしておられているご様子。ところが最近ズームの最中に「エラーコード」が出てしまい困ったそうです。T.eng氏のお母様が参加されたズーム会議でも、初心者の不慣れな操作で混乱したことがあったとのこと。それを受けてタダーズ最高技術顧問T.eng氏が「ズームの参加者が多いと不安定になるときがありますが、おそらくファイアウォールの設定の問題だと思います」とのアドバイスがありました。ズームの活用法と同時にこのような情報共有も大切になってくるように思いました。安次嶺さんの感想です。 ●短い時間の参加でしたが、とても楽しかったです。気軽に参加可能なオンラインダターズで地域の方とたくさん知り合いになりました。また、参加させてください。よろしくお願いします。
前回、オンライン・タダーズをお休みされた日本色覚差別撤廃の会事務局長の井上清三さんは、タダーズ最高技術顧問のT.eng氏より、完成した井上用最新パソコンについて「これがCPUで、このSSDと・・」と詳細な説明を受け、うれしそうに「ごめんなさい。説明についていけません」。いよいよ5月に設置予定だそうです。うらやましい反面、使うこなすのが大変そうです。また最近、お母様をなくされた井上さんは、途中から参加された住職をされている東田樹治さんに、お葬式でのコロナ対策についての情報をやり取りされていました。その後、来店されたT.eng氏のお父様の「私が関わっているアパレル業界では、微妙な色具合の判断が要求されるので、色覚多様性の方が働く場合は、色が判断できる方がサポートに入るといいかもしれませんね」と言うお話に対して、当事者でもある井上さんが「残念ながら様々な職種で色覚多様性を持つ人に制限があります。確かに職種によっては仕方がない場合もありますが、それも一律に検査表で判断するのではなく、実際に現場で使用している物で判断するべきだと思うのです」と丁寧に説明されていたのが印象的でした。井上さんの感想です。 =================================================== 「制限」が必要?   井上清三  タダーズに布の販売を専門職としている方が参加され、話をすることができました。微妙な色の組み合わせ等でなかなかできない人がいて、その人は色覚の当事者だったそうです。芸術的な色の配置等ではいいけど、やはり販売となると難しいのではないか・・・とおしゃっていました。色を扱う仕事は色覚当事者には無理ではないか・・・「制限が必要」と私には聞こえてしまい、ちょっと心がざわッとしました(すみません。そうは思っていないと思いますが・・・)。当事者には無理かも→「制限が必要」→「色覚検査」→色覚差別・偏見と一瞬の内にいつも行きついてしまいます。だけど、こう当事者ではない人が「当事者には無理かも」と思うのは当然なのかもしれません。私は当事者で長年活動しているので、一瞬にして「色覚差別・偏見」に思いは行ってしまうのですが、途中の「制限が必要」という所に今回は視点が向きました。私が属しているてっぱいの会では、「色覚検査」が問題であるとして長年活動してきました。「当事者は無理かも」の次に「制限が必要」と行くのではなく、「当事者が望むならなにか方法が・・・」と続けること。てっぱいの会は色覚当事者の会で、昔不当な制限のあった警察官、医者、教員、デザイナー、色コードを扱う配管工等になって職を全うした人がけっこういます。もしかしたら、困ることがあったのかもしれませんが、重大な事故に繋がったとか不具合を生じたという話はまったく聞きません。その人なりに不具合がでないよう工夫しているようです。その職の中で才能を存分に発揮した人も多いです。日本色彩学会の会長をしていた国立大の名誉教授は、てっぱいの会の役員をしています。相当強度の色覚をお持ちの方です。簡単に言っちゃえば、「制限するなんてもったいない!」。  科学ジャーリストの川端裕人さんが「『色のふしぎ』と不思議な社会」という本を去年出しました。その中に、ヨーロッパの学者の色覚に関する研究報告を紹介していました。簡単に紹介すれば、色覚に関しては「異常」「正常」とはっきり分かれるものではないこと、ほとんどの人に色覚のずれが認められること。「異常・正常」ではなく「多様性」と言った方がいいんじゃないかと書かれてありました。ホント、エビデンスのある医学的な「制限」なんてできない。工夫すればなんとでもなると思うのです。  自分で「無理だ」と思うのはこれはしょうがないですが、第三者が「おまえは無理だ」というのはどうなんでしょうか。それも、医学的な検査を用いて・・・。  私は、昔、結婚しなければならなくなって、とりあえず小学校の先生になろうとしました。その頃、小学校の先生には色覚制限がありました。何言ってんだと、あの検査表をすべて暗記して採用試験に臨みました。35年間勤めましたが、まったく不具合がありませんでした。工夫のしようもなかった。なんなんでしょうね、あの「制限」は。
1月にスマホを導入しズームを始め、すでにいくつかのミーティングにも参加されているT.eng氏のお母様。ケアプラザの安次嶺寛子さんのズーム・ミーティング中のエラー発生事例に対して、「ズームに慣れない方が多いと、どうしても間違った操作をしがちで、そのあたりの配慮があるといいかもしれませんね」と即座にアドバイスをしていただきました。これからもよろしくお願いいたします。お母様からいただいた感想です。 ●回を重ねるにつれ ズーム会議に入るのになれてきた反面、会話のテーマのセレクトに悩みます。
 4月18日に第23回オンライン・タダーズを開催しました。お客様は日本色覚差別撤廃の会事務局長の井上清三さん、タダーズ最高技術顧問のT.eng氏、ご住職の東田樹治さん、T.eng 氏のお母様とお父様、無農薬野菜を生産されている坂梨勝一さん、ケアプラザスタッフの安次嶺寛子さんの合計7人の方にご来店いただきました。...
 タダーズ常連の井上清三さんと坂梨勝一さんはご都合で欠席。開店後、どなたも来られないので、しばらく待機していると「おはようございます」と明るい声が飛び込んできました。オープン以来、タダーズをご支援いただいている東田樹治さんです。これからお仕事という東田さんは合間を縫ってスマホからご参加されました。お仕事のご様子を伺っているとタダーズ最高技術顧問のT.eng氏も来店されました。東田さんは音声のみのご参加でしたが、明るい声とともに明るい空気を届けていただきありがとうございました。東田さんの感想です。 ●初めて、移動中の車の中から参加しました。画面を見ることができなかったり、時々聞こえにくかったりの難点もありましたが、それ以上に楽しかった!こう言う楽しみ方もあることを知りました。
T.eng氏による川崎の井上清三さんのパソコン最新化計画も着々と進み、細部の写真と仕様表で、その詳細を説明していただきました。最新のCPU,GPU,SSDの写真から、パソコンに疎い店主にも、その凄さが伝わってきます。後は納入するだけとのこと。今回、肝心の井上さんはご用事があり欠席でしたが、井上さんの笑顔が目に浮かびます。T.eng氏の感想です。「井上氏最新PCの納品の細部を詰めます」
オンライン・タダーズの常連の無農薬野菜生産者の坂梨勝一さんは、主催している「田起こし会」にぶつかって今回は参加を断念。ところが「田起こし会」に参加していたリアル・タダーズ常連の大島裕子さんが、スマホのズームで現場レポートを開始、おかげで取材された坂梨さんも諦めていたオンライン・タダーズに参加できました。大島さんありがとうございました。さらに場所を選ばないスマホとズームの威力も思い知ることができました。坂梨さんの感想です。 ●大島さんのスマホのおかげで、田んぼの現場から一瞬の参加。でもそのおかげで、まさかと思うようなことが……。 実は今回、初めての作業イベントがうまく行くかと緊張していたときに、みなさんのお顔が元気を与えてくれたのです! 次回のオンライン・タダーズで、皆さんにお話ししたいことが、たっぷり貯まっています。すでに謎の迷惑メール事件が発生!こう御期待。坂梨

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