オンライン・タダーズ'21.09

タダーズ最高技術顧問のT.eng氏は、プロの音響技術者で、無料喫茶店「タダーズ・コーヒー」では音響設備を飛躍的に改善していただいたり、店主秘蔵のターンテーブルを見事復活させ、多数のLPレコードを預託してミニLPコレクションを作ったり、とうとうお知り合いのシンガーの方の即席ミニライブまで実現されました。...
三枚地区社協の東田樹治さんは、無料喫茶店のスタートからお世話になっていて、オンライン・タダーズでも有料ズームをご提供いただいています。...
まずは近況報告で、先日、ズームで講演会を主催された日本色覚差別撤廃の会事務局長の井上清三さんが、参加者のミュート(音声停止)が徹底せずに講演途中で多少混乱があったことを報告すると、昨日やはりズームで認知症支援のイベント「ロバメイト・フェスティバル」スタッフをされていた東田樹治さんが参加者ミュート管理のやり方をお話しいただき、T.eng氏も含めてズームの活用法について盛り上がっていきました。  ついで元小学校教師の井上さんのオンライン理科授業「水の表面」のスタート。前回に続いてテーマは「表面張力」。今回は「水に界面活性剤(洗剤)を加えると、浮いていた一円玉はどうなる」という実験でした。井上さんが問いかけても、我々は答えを知っているので機械的に「沈みます」と答えて、盛り上がりにかけます。それを予想していた井上さんは「では水を入れたボトルを逆さにすると水が落下するか」という新しい実験を用意していました。結果がわからない新たな問いに、私たちは必死に考え、ボトルキャップに開けた穴の大きさによって結果が異なるという答えに辿りつきました。さらに「水だけなら落下しないが洗剤を加えると落下するのではないか」。しかし残念ながら今回は実験で証明できませんでした。とほほ。  店主が井上さんの一連の理科授業を振り返って「わかっていたつもりの表面張力、また界面活性剤ってなんだろう」と問いかけました。するとすかさずT.eng氏からネットの情報が送られてきました。「界面は自由エネルギーが‥」うーん、難しい???。問いが問いを生む。でもこれこそ科学の面白さかもしれません。井上さんの感想です。 ●東田さんのズーム会に対してのアドバイス、ありがとうございます。またいろいろありそうなのでよろしくお願いします。  私の「水の表面」の授業(?)、私自身が「表面張力」「界面活性剤」についてよく知らないということがわかった授業でした。Tエンジニアさんの「自分で調べる」というのがいいですね。そう、授業者も知らないんです。ここ、現役の時も大事だったのかも。今思えば、知ったかぶりの授業だったとお恥ずかしい。
9月19日に第33回オンライン・タダーズを開催しました。今回は日本色覚差別撤廃の会事務局長の井上清三さん、タダーズ最高技術顧問T.eng氏、三枚地区社協の東田樹治さんの3人の方にご参加いただきました。まずは先日、撤廃の会主催でズーム講演会を主催された井上さんと、同じくズームで認知症支援「ロバメイト・フェスティバル」に関わられた東田さんのお二人が、T.eng氏のアドバイスをいただきながら、ズームの活用法について熱く情報交換がなされました。次は大好評のオンライン理科授業「水の表面」(元小学校教師井上清三先生)の第3回。今回は界面活性剤(洗剤)との関係を探りました。前回から少しずつ大人っぽく理論的展開になってきました。そして井上さんの退店後、T.eng氏による注目のyoutube紹介。中でも極め付きは作曲者自身の指揮によるウィーンフィルの「帝国のマーチ」(スターウォーズ)。気がつくと奥深いクラシック音楽の世界に迷い込んでいました。  振り返ると1時間目:IT(ズームのチャットの使い方)、2時間目:理科(表面張力)、3時間目:おもしろクラシック音楽という時間割になっていました。あー面白かった。皆様、どうもありがとうございました。                           タダーズ  中城   
オンライン・タダーズ後半に、染色アーティストの佐伯道子さんがご来店。「今日は用事で遅くなって参加を諦めていたのですが、何とか間に合いました。ところで私の周りの方がほとんどコロナワクチンを打ち終わっていたので、とうとう私も打ちました。これで少し動きやすくなりそうです」。それを受けてファッションデザイナーの島津洋美さんが「行政やマスコミからはワクチンは絶対に安心という情報だけを流されていますが、それとは違った角度からの指摘もあります。両方の情報をよく吟味して判断されるといいかと思います」というご意見を出されました。ここからしばしのワクチン談義の後、佐伯さんが「ところで私の幼稚園時代からのライバルで親友の方が、素敵な詩集を出しました。一つ一つの言葉がとても素敵なんです」と『風にはかなわない』という本を紹介されました。店主が「もしよかったら一編だけでも音読していただけますか」と無茶振りすると「どれもいいんですよ。うーん、じゃあこれね」と短い詩を一編読んでくださいました。そして「いいでしょ。あ、これも感動しました」とさらに一編。結局4つの詩をご紹介いただきました。ありがとうございました。
前半に行われた元小学校教師、井上清三さんのオンライン理科授業の後、ファッション・デザイナーの島津洋美さんがご来店されました。実は、先日、タダーズ最高技術顧問でもあるT.eng氏が、手持ちのMac...
元小学校教師、井上清三さんのオンライン理科授業の終了後、来店されたファッション・デザイナーの島津洋美さんからコロナワクチン情報をいただき、しばしワクチン談義をしました。そして島津さんからご質問。「ところで水素水の作り方を教えていただけますか?」残念ながら理科に強い井上さんが帰った後でしたが、とりあえず店主(中城)が長年実践しているお米を水に入れて発酵させる方法をお話ししていると、T.eng氏のお母様がご来店。「いきなり息子に振られましたが、昔のお米は丁寧に研いでからガスで炊いたりしていましたが、最近の無洗米は研がなくても炊飯器で十分に美味しく炊けます」と、美味しいご飯の炊き方を教えていただきました。T.eng氏のお母様の感想です。 ●ほんのちょろっと参加しました 新しい面子が増えて話題も色々 タダーズの面目躍如 T.エンジ母
タダーズ最高技術顧問のT.eng氏と店主(中城)とで、元小学校教師の井上清三さんのオンライン理科授業「表面張力」を受けました。井上さんの「一円玉は水に浮きますか?その理由は?」という問いに店主は「浮きます」と直感だけで答えましたが、T.eng氏は一味違います。「浮くのは一円玉の面積や厚さや比重に関係があります」と丁寧に答えるのです。また店主が「そもそも表面張力って何ですか?子供たちにどう教えるのですか?そこがわからないまま進むから物理や化学が苦手になるのじゃないですか」と井上さんに絡むと、T.eng氏から「わからないなら、いくらでも自分で調べられますよ」と鋭い一言。その時、T.eng氏が多方面に博学な理由がわかりました。確かに興味のあることは納得するまで調べればいいんですね。  さて授業の後、ファッションデザイナーの島津洋美さんがご来店しました。T.eng氏が、手持ちのMac miniを整備して大阪の島津さん宅でPCシステムを設置してきたそうです。その使い方についてお二人で専門的な用語も入れながら真剣にディスカッションされていました。その後、T.eng氏とともに創作活動をされている染色アーティスト佐伯道子さん、T.eng氏のご両親も参加され、ファッション、創作について、ネットの可能性、コロナワクチン、発芽玄米、お米発酵水素水まで、話題は多分野に渡り、それらがぶつかり融合する、スリリングな時間となりました。ありがとうございました。T.eng氏の一言感想です。 ●融合、流行、友好
前回、好評だった元小学校教師の井上清三さんのオンライン理科授業の2回目はいよいよ「表面張力」。この授業は現役時代に何度も繰り返したとのことで、手慣れた感じで手作りフリップを使いながら生徒たちに問いかけていきます。「一円玉は水に浮くか」「二つ入れるとどうなるか」「五円玉は水に浮くか」。それぞれの実験ごとに予測(仮説)を立てさせ実験で確認しながら進めていきます。予測の仕方が一人一人違っているので、ディスカッションを通して物事を色々な角度から見て考える力がつきそうです。次回が楽しみです。井上さんの感想です。 今度は大人ももっと考えさせる授業を・・・ 今日も授業をやらせてもらってありがとうございます。店主のするどい突っ込みから、どうしてこの授業をやるのか考えさせられました。実際に小学校でやったこの授業は、やったこともない実験の前に子どもたちに予想を立てさせ、自分のいままでの知識を元に仮説を立てさせ自分以外の人の仮説も聞き、ある程度の確信(それがなくても)を持って予想を再度立てさせ、実際の実験に臨んで事実を知るという科学的な思考の養成をねらったものだと思います。子どもは勝手な予想、仮説をたていきりたって主張しますが、最後に事実を知ることで納得するし、さらなる上のレベルの知識を得ようとする子も出てくるようです。今回は、一円玉が水に浮くかの問題。「表面積が関係するような」とか、やはり大人ですからある程度の知識から推論していくようです。今思えば、ここから授業を展開していけばよかったかもです。要するに、浮くかどうかは下に働く「力」と上に働く「力」の関係で、上に働く「力」が大きければ浮くわけ。となると、下に働く「力」は圧力。一円玉で言えば、(一円玉の重さ)÷(水に接する面積)。それが上に働く水の「力」いわゆる「表面張力」より少なければいいわけ。水中では比重が関係してくるけど、水の表面では、圧力と表面張力かな。このあたりまでやらないと、対大人の授業では楽しくないのかも。この一円玉の授業は、子ども達にそれなりの枚数を配って自分で実験させるもので、その操作が面白いのでけっこう楽しめた授業でした。今度は、大人でも楽しめる授業を目指そうかな。
9月5日に第32回オンライン・タダーズを開催しました。今回は元小学校教師の井上清三さん、タダーズ最高技術顧問T.eng氏とご両親、ファッションデザイナー島津洋美さん、染色アーティストの佐伯道子さんの6人の方にご参加いただきました。まずは井上さんとT.eng氏と近況報告、ついで前回好評だった井上さんの理科の授業「水の表面」第二回目が行われ、内容も一段と進化し次回が楽しみです。授業のあとは、島津さんがご来店。T.eng氏が最近、大阪の島津さん宅まで出張してMacminiを設置されたとのことで、それを活かしたさまざまな活用法について楽しくディスカッションされていました。そこへアーティスト佐伯さん、さらにアパレル界の重鎮でおられるT.eng氏のお父様と、その奥様まで、ご参加されて、話題もあちこちへ飛びながらも、とても豪華な時間を過ごすことができました。みなさまお忙しい中ありがとうございました。                           タダーズ  中城