オンライン多田図尋常小学校の3時間目は 当小学校常勤教師のT.eng氏の「音楽と時代背景」です。
「校長(中城)からこのテーマを与えられ考えたのですが、しばらく指揮者編で行こうかと思います。今日は屈指の大指揮者ヴィルヘルム・フルトヴェングラー。ベルリンフィルのカラヤンの前任者です。とにかく「リズムを刺激する『コブシ』を効かせた指揮」をするんですね。ナチスドイツのヒットラーもフルトヴェングラーに夢中となり、自分の誕生日に演奏して欲しいと熱望したくらいです。そんな状況下でもフルトヴェングラーは自分の主張を曲げずに途中でヒットラーとは袂を分かっていきます。戦後ナチ協力を疑われ、ようやく非ナチ化を認められてからバイロイト音楽祭で演奏したのがかの有名なベートーベンの第9なんです」
合間に演奏を入れながらフルトヴェングラーの生涯を丁寧に説明していただきました。「はなまといる」主宰者の東田信子さんは最近、指揮者にこだわってクラシックコンサートに行くようになっているそうで、今回の授業を熱心に受けられ放課後になっても、お二人で話し続けておられました。次回もお楽しみになさってください。T.eng先生の一言感想です。
●音楽と歴史をどこまで結びつけられるか?