6月19日に第2回オンライン多田図尋常小学校を開校しました。元小学校教師の井上清三さん、井上さんのお知り合い、タダーズ技術顧問T.eng氏と、本日のゲスト「誰でも先生」のダイヤ高齢社会研究財団の澤岡詩野さん、不登校の親御さんの会「はなとまいる」を主宰されている東田信子さん、染色アーティストの佐伯道子さんの6人の方が登校されました。始業前には雑談をしながら個人情報について情報交換をしました。
1時間目は井上さんのオンライン社会「民主主義と禁酒法」の授業が始まりました。導入として参加者それぞれの飲酒体験を語り合ったところ意外と盛り上がり、本題の「日本の未成年の飲酒の禁止に関する法律」の入り口でタイムアップ。残念!
2時間目は澤岡さんの「面倒臭いおじいさんに興味津々な私」。老年学の定義から始まり、ご自身のおじいさんとの関係、ご自宅玄関先のミニ図書館の話、将来の目標「新橋ガード下の小料理屋」まで一気に話をしていただきました。
3時間目は T.eng氏の「音楽と時代背景」。今回は指揮者編の第2回で、イタリアの偉大な指揮者トスカニーニ。トスカニーニは「リズムを刺激する『コブシ』を効かせた指揮」をするフルトヴェングラーと対照的で、譜面第一として徹底的に研究し、どの分野の音楽も見事なアンサンブルで聴かせるそうです。T.eng氏は二人の音楽を比べながら、それぞれの特徴を丁寧に解説していただきました。次回は同時代の巨匠ブルーノ・ワルターだそうです。
そして放課後の自由時間。まず音楽を聴いて制作する佐伯さんの染色アートを紹介、また澤岡さんのミニ図書館の話に東田さんが実践例を紹介し、情報交換が始まりましたが、そこで時間が来て多田図尋常小学校も終了。ありがとうございました。
次回の多田図尋常小学校は福祉団体の理事長である新堂泰子さんと、大学職員の翠田文さんのお二人を「誰でも先生」にお招きする予定です。よろしくお願いいたします。 多田図尋常小学校校長 中城