723 多田図尋常小学校の人々 「ありがたい時間でした」


 多田図尋常小学校、本日の2時間目はダイヤ高齢社会研究財団主任研究員の澤岡詩野さんの「面倒臭いおじいさんに興味津々な私」。澤岡さんとは最近開催された場作りの勉強会でお会いし、その多面的で柔軟な発想に感銘を受けて「誰でも先生」をお願いしました。とても快くお引き受けいただき、授業のテーマや内容については事前ズームによるミーティングまで持たせていただきました。その際、澤岡さんは老年学以外にもさまざまな活動をされていることを伺い、授業のシリーズ化の提案もお伝えしておきました。

 さて本日の澤岡さんの授業は老年学の定義から始まり、ご自身のおじいさまとの関係、ご自宅玄関先のミニ図書館の話、将来の目標「新橋ガード下の小料理屋」まで一気に話され、それをピタリと30分にまとめていただき、その見事な授業ぶりに感服しました。また授業の最中に小学生のお子さんが澤岡さんの画面にちょくちょく出演されていましたが、お子さんは次の3時間目のT.eng氏の音楽の授業を楽しまれたようで、校長としても嬉しい次第です。澤岡さんの感想です。

 

 

●今朝はありがとうございました。なんだか出たとこ勝負な感がありありで、申し訳ありませんでした。

 とはいえ、喋りたいことを喋らせていただき、本人はかなり楽しませていただきました。
おまけに、そんな時間を子どもと共有できたのも嬉しいことでした。私の話したこと(授業の内容について)、あとから彼女なりの解釈で説明してくれました。私の話より、(次のT.eng先生の授業で)音楽が、指揮者により雰囲気が違うことが楽しかったようです。
 
ホンモノの小学生も参加できる多田図尋常小学校。
小学生が親ではないオトナと意見交換できる。
それも子どもにこびるのではなく、オトナの土俵で。
 
ありがたい時間でした。
 心からの感謝をこめて
詩野