725 多田図尋常小学校の人々 「澤岡さんのお話は、驚きと共感の時間でした」


 前回の多田図尋常小学校で「誰でも先生」として授業をされた、不登校の親御さんたちの活動グループ「はなまといる」を主宰されている東田信子さんがご参加くださいました。

 音楽が大好きな東田さんは前回のT.eng氏の音楽の授業、指揮者編第一回フルトヴェングラーをとても楽しんでいただいたようでしたが、今回は音楽の授業に加え、ゲストの澤岡詩野さんの授業にも深く共感されたようで、放課後雑談の時間でも澤岡さんと図書館について熱く語っておられました。澤岡さんの続編にご期待ください。ご参加ありがとうございました。東田さんの感想です。

 澤岡さんのお話は、驚きと共感と(なるほど~うんうん!)の時間でした。特に澤岡さんが自宅前で開いているミニ図書館「みんなのとしょかん」のお話は深く共感しました。私も本が好きで、コロナ禍で、地区センターやコミュニティハウスで本が借りられなくなり、悲しい思いをしましたが、気になったのは、図書館を居場所にしている人々のことでした。コロナそのものより、コロナを恐れる社会が、人々の居場所を失くし、心を弱らせていく。そんなイメージがあります。
 今、人々はコロナ禍での生活の工夫をしはじめていますが、動けない人もたくさんいます。澤岡さんの中にヒントがたくさんありそうで、またお話をうかがいたいです。
 次のT.eng氏の音楽の授業では、トスカニーニのウィリアムテル序曲に心躍り、音楽の力をしみじみ感じさせてもらいました。フルトヴェングラーの5番との聴き比べ、楽しかったです。