1時間目は元小学校教師、井上清三さんオンラインの仮説実験授業の社会科「民主主義と禁酒法」。*仮説実験授業とは、ある実験の結果(仮説)をいくつか提示して生徒自身に予測させ、実験で確かめていく理科授業のやり方です。今回はタバコです。タバコはアメリカ先住民からヨーロッパに伝わり、日本には豊臣政権のころ入ってきたそうです。江戸時代にはタバコが規制されたり、反対に生産が奨励されたりが繰り返されて定着していったようです。そう言えば、アメリカインディアンの儀式には必ずパイプとタバコが出てくるし、日本の時代劇でもキセルがきますよね。そもそもT.eng氏によるとタバコはアメリカ原産のナス科の植物とのこと。
今回から井上さんの授業は20分となりますが、短くても中身の濃い授業を目指します。井上さんの感想です。
タバコを日本で吸うようになったのは、そんなに昔じゃないんですね。アメリカ大陸からのものが全世界に広がったわけだ。タバコがナス科とは初めて知りました。けっこう知らないことが多い。現役時代に試みた仮説実験授業は理科のみ。やったことのない社会科授業書なので、結果を知らないのです。私も知らないのに授業をしているとは・・・なんか変な感覚ですね。
次の授業の「プラスチックの問題」で出てきた「微生物を使って、ごみからエタノールを」については、合成化学を専攻していた学生時代を思い出しました。私は液体窒素を使っての「伝導」の基礎実験をしていたのですが、隣の講座ではこの「微生物を使ってアルコール」の基礎実験をしていました。私は一介の学生で、何をやっているのかさっぱりでした。50年前の基礎実験が実証実験になってるんですね。行く行くは、プラスチック問題の一つの解決法になっていったりして・・・。あの頃、そんなすごい事をやっているなんて・・・ゆめゆめ思いませんでした。「工学部に微生物?」という違和感はずっと持ってました。
今日は、鎖骨骨折で登校しました。下着姿で鎖骨バンドのいでたち、失礼しました。寝るときもやっているので、真夏はきついです。