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729 多田図尋常小学校の人々「指揮者編シーズン1をあと2本。それ以降はピアニスト編かな?」


 多田図尋常小学校3時間目は タダーズ技術顧問T.eng氏の「音楽と時代背景」。今回は指揮者編の3回目で、ドイツ系ユダヤ人のブルーノ・ワルターです。当時のトップ指揮者グスタフ・マーラーに認められベートーベンやモーツァルトを得意とする偉大な指揮者です。これまで音楽の授業で取り上げてきたフルトヴェングラー、トスカニーニと今回のブルーノ・ワルターは「3大巨匠」と呼ばれています。ワルターの演奏は激情型のフルトヴェングラーと対照的で、夢のような幸福感に満ちた美しい演奏と言われてきましたが、実際は熾烈な演奏もするそうです。ユダヤ人ということもありヒットラーに迫害され、オーストリア、スイス、アメリカを転々としたワルターは、ヒトラーに愛されてドイツにとどまっていたフルトヴェングラーとは仲が良くなったそうです。

 

 

 今回はベートーベンの交響曲第6番「田園」をSP盤とステレオ盤で聴き比べたり、さらにはモーツァルトの「フィガロの結婚」「レクイエム」までたっぷり楽しませていただきました。ありがとうございました。次回はディズニーの傑作アニメ「ファンタジア」の指揮をしたレオポルド・ストコフスキーです。ご期待ください。T.eng氏の一言感想です。

 

指揮者編シーズン1をあと2本。それ以降はピアニスト編かな?