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782 第14回 オンライン多田図尋常小学校を開校しました。


12月18日に第14回オンライン多田図尋常小学校を開校しました。タダーズ最高技術顧問でプロの音響エンジニアのT.eng氏、元小学校教師井上清三さんと元教え子の方、ダイヤ高齢社会研究財団主任研究員の澤岡詩野さんと7歳の娘さん、無農薬野菜生産者の坂梨勝一さん、放課後デイサービス児童指導員の渡邊愁さんの7人の方にご登校いただきました。

 

1時限は元小学校教師、井上清三さんの社会科の徳川綱吉の「生類憐みの令」3回目。将軍は生類憐みの令の施行にさきだち鷹狩をやめたり、料理にも魚、肉なども使わせなかったそうです。面白かったのは当時も劣悪だった留置所の待遇改善にも熱心に取り組み、衣服の支給や風呂の使用回数を増やしたりしました。しかし同時に違反した武士には切腹を命じたりもしました。こちらには哀れみはなかったようです。次回は動物の中でも「犬」に焦点を当てていきます
2時限はプロの音響技術者ミュージックバリスタT.eng氏による音楽授業のDJプログラム「Coffee Break Music In Tadaz」の年末特別編。1部は「禁酒法時代のギャングとジャズ」。禁酒法時代にギャングが密造、販売、飲酒する場を提供し保安官や判事を買収し大成功したお話でした。また黒人奴隷から生まれたブルースがジャズとなり、スペイン戦争で兵隊とともにヨーロッパに渡り、クラシック音楽に影響をあたえ、アメリカでもギャングも新しいジャズを取り入れクラブではグレンミラーなどが演奏していた流れを教えてくれました。そして最後にフランク・シナトラの「アラウンドザ・ワールド」を聴きながらお別れとなりました。

 

 

3時限は年末特別編の2部「ウィーンフィル・ニューイヤーコンサート」。1938年にオーストリアを併合したナチス政権が国内世論の安定化のために始めました。1回目はウイーン生まれの指揮者クレメンス・クラウスがウイーンの香り高い演奏をしていました。1981年にフランス人のロリン・マゼール,1987年にはドイツ人のカラヤン、1990年にアジア系のズービンメータ、2002年には日本人の小澤征爾が指揮をするなど、次第に国際化してきました。クレメンス指揮の「春の声」とカラヤンの指揮を聴き比べました。

少しクセのあったウインナワルツが、洗練されてあっさり系になった感じがしました。国際化とは誰でも受け入れやすいということなのですね。
 そして放課後フリートークは、茨城からはるばるリアルタダーズまでお越しいただいた渡邊さんも加わって始まりました。これまで、自由にまったりと話していましたが、今回から少しゲーム性を加えて参加者が参加者に10分間インタビューをするという試みをやってみました。
ルールは4つ「何を聞いてもいい、問いに答えなくてもいい、聞かれないことを話してもいい。話の内容は原則オフレコ」
今回、時間枠を設定したことで、話の中身が濃くなり、それぞれの方が楽しまれたようです。次回の尋常小学校のゲスト渡邊さんの授業にもこれを試してみようと思います。
日曜の朝の楽しい時間をありがとうございました。