●今日も「山学校」・・・テヘヘ家の掃除です。
尋常小学校の一時間目は「生類憐みの令」の仮説実験授業。「生類憐みの令」の第一部「憐みの令」が終わって、次回から「犬」に限定しての第二部に入る。歴史を、残された歴史書を元に深堀すると知らない事がけっこう出てきておもしろい。その時代に生きた人の息遣いを感じることができるような。
この天下の悪法と言われた「生類憐みの令」、いっぱい例外が出てきて幕府も右往左往という感じかな。今日の授業でも「人間(弱者)にもこの法を当てはめた」ということには、へぇーっと思った。要するに、強者の立場から弱者を憐れんで救い出そうとしたわけだ。次回から「犬」に特化して焦点を当てるけど、この考えは、どんなことになっていくんだろうか。40年間、本棚の奥に死蔵していた授業書「生類憐みの令」だが、私も生徒と一緒に初めて読み進めている。講師の私も先が見えないのでワクワクして面白い。
二時間目の音楽は、アメリカの禁酒法時代のジャズが出てきた。フランク・シナトラが若い!それに艶があるいい声! いい気持ちになったところで、タダーズ尋常小を脱走しました。実は我が家では9時30分から一家総出の家の掃除が鉄則なのですが、これも気持ちよく始められました。ところで私の故郷の福島では学校を途中で抜け出すことを「山学校」って言うんですが、みなさんご存じですか?おそらく脱走して裏山で1日過ごすことから来ているのでしょうが、裏山がない都会ではどこに行くのでしょうか。