794 多田図尋常小学校の人々 「私の本棚の本の読み合わせもやってみようかな」


1時限は元小学校教師、井上清三さんのオンライン社会科。徳川綱吉「生類憐みの令」の5回目です。
江戸の庶民が「憐みの令」による犬の虐待禁止の反動で犬と関わることを避けたため、野犬が急増、集団で家畜や人を襲いはじめ、慌てた幕府は中野に広大な施設(中野犬小屋)を作り、10万匹近くを収容しました。当時の江戸の人口は50万人。ところが年間100億円近い運営費がかかり、幕府の財政を圧迫。とうとう軍資金も底をついてしまったそうです。おまけにそれまで残飯を食べていた野犬が急に白米を与えられたのでかえって病気が広がってしまいました。次回は「憐みの令」の最終回、いよいよ廃止に至る経緯を学習します。井上さんの感想です。
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感想というか授業の反省を送ります。
天下の悪法「生類憐みの令」の授業書、いよいよ終わりに近づいてきました。
 

 

 お犬様に関する問題が数々出てくる中、幕府は莫大なお金を使って中野に広大な犬小屋を作ったとか。なんと10万匹も集めたとか。もう何をやってるんでしょうね、呆れるばかりです。それで、どうなっていくんでしょうか。最後の授業は1回で終わるかなあ。さて20年以上、私の本棚に寝かしておいた授業書(まったく目を通していないのです)、それを今頃引っ張り出してきたのですが、けっこうおもしろい。なんたって、私自身が生徒として参加してるんですからね。「生徒に楽しんでもらう」というより「先生である自分が楽しむ」。一緒に未知の本を読んでいる感じです。どんな本でもいいから、本の読み合いなんて授業もいいのかもですね。あと一冊昔の授業書があるのですが、それをつかうんじゃなくて、私の本棚にある本で私がまだ読んでいない本の読み合わせ・・・なんてこともやってみようかなあ・・・と思ってもいます。