以来、世界各地で演奏し始めました。1905年にチェロの最高峰と言われるカザルス三重奏団を結成。終戦後も各国がフランコ政権を認めたため抗議の演奏を放棄しました。1955年にはプエルトリコに移住し、ケネディ大統領の依頼でホワイトハウスで演奏したり、国連でも演奏しました。その時に演奏した「鳥の歌」の演奏で「カタルーニャの鳥は平和を願ってピース、ピースと鳴くんです」と挨拶したことは有名です。カザルスは演奏だけでなく平和、政治活動を積極的に行う「戦うチェリスト」でした。そして1975年に亡くなりました。
カザルスの国連での話は聞いたことがありましたが、こんな背景があったのですね。チェロはヴァイオリンより音域が低いので、聞いていてより自然に体に入ってくるような気がします。次が楽しみです。T.eng氏の感想です。
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次回はフレンチのチェリスト、トルトゥリエとフルニエをお届けします。しかし今回、取り上げたカザルスはとにかく濃い。どこかで特別編やるときに単独でやらないとアカン濃さです