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803 オンライン多田図尋常小学校の人々 「次回は数学と今昔物語、お楽しみに」


1時限は元小学校教師、井上清三さんの社会科の徳川綱吉の「生類憐みの令」7回目でした。早速、講師の井上さんの感想です。

「生類憐みの令」の最終回。前回終わり切れずに残したものは、質問が一つだけ。「徳川綱吉はいい将軍だと思いますか、酷い将軍だと思いますか?」と。これには全員、「どちらとも言えない」で一致したかな。それにしても江戸時代は、将軍の言葉が絶対で、その言葉をなんとか実際に施行しようといろいろ悩む幕府の官僚組織の力はすごいですね。今回の授業を振り返って、「なんか教科書で習った生類憐みの令と違っていておもしろかった・・・」という参加者の声も聞かれました。
 さあ、次は何をするか? 今回は試しに、数学と読み聞かせを試してみました。数学は「やわらかな思考を育てる数学問題集」の中の問題を解くという授業。

 

この問題集、なんで私の本棚にあるのか忘れちゃいました。覚えているのは、ソ連があった頃、数学の天才を育てる手立てとして開発された問題みたいということ。さっそく出した一問目はバクテリアの分裂の問題。理系の皆さん、なかなか答えが出ませんでした。唯一答えたのが芸術系の人。視点を変えると見えてくる・・・そんな感じの解答で、見事正解。問題は25問あるので、しばらくはこの問題集で授業をやれそうです。もう一つ考えているのは読み聞かせで、「今昔物語」の訳本を用意しました。600ページもあって、千以上のおはなしが載っているみたいです。一回で二話ぐらいの読み聞かせができるかな。何を選ぶかは運任せにしようと今は考えています。

 次回からは、数学と今昔物語の読み聞かせ、お楽しみに。