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816 多田図尋常小学校の人々 「校長初正解、しかも2連勝!」


元小学校教師の井上清三さんのオンライン授業で、旧ソヴィエトで天才を育てるために作られた数学の問題集に挑戦しました。
 今日はその4問目で「朝5センチ進んで夜4センチ戻ってしまう虫が75センチ進むには何日かかりますか」これは簡単!到達するのは朝としてあらかじめ5センチをひいておきます。残りは毎日1センチ進むとして計算し、最終日の1日を追加する。その式は、(75−5)➗(5−4)+1=71(日)。
次の問題は天秤ばかりを使って24Kgの釘の袋から9Kgの釘を取り出す方法。これも簡単。まず24キロを等量に分ければそれぞれ12キロができる。12キロをさらに半分に分けるとそれぞれ6キロができる。6キロを半分に分けるとそれぞれ3キロができる。できた3キロと6キロを合わせれば9キロになります。
 校長(中城)にとってこの問題集で初めての正解したが、簡単すぎるとちょっと物足りません。
 そして後半の読み聞かせは、井上さんの空手のお師匠様が書いた長崎で原爆に被爆した話です。お師匠さんは友達と学校に遅刻して、校門で殴られるのがいやで登校せずに危うく助かりました。爆風で5メートル近く吹き飛ばされたもののほぼ無傷。これが原子爆弾と気が付き「こんなものに負けてたまるか」という気持ちが湧き上がったそうですが、市内の惨状を見て、それも吹っ飛びます。以来、非道な原爆投下を命令したもの許さない気持ちを抱いていたそうです。
井上さんの感想です。

 

●校長、初正解、しかも2連勝!

 今回の1問目、私はまんまと引っかかった問題です。誰か引っかかるだろうと思っていたのですが、誰も引っかからずに全員正解。私の頭がそれだけ固いんでしょうね。2問目もけっこう楽な問題でした。実は、次からが連続して難問が続きます。校長さん、2連勝して甘く見ちゃいけませんよ。
 次は、わが空手師匠の原爆体験記の2回目。放射能が降った川の水を飲んでいたとのこと、それでも90まで生きたんだからすごいというか不思議というか。最後の方は、師匠のコメントが述べられていて、コメントの朗読というのは実に読みにくいというのがわかったような。この朗読に関しては少し工夫が必要みたい。
 次回は、原爆体験記の最後の部分少しと、次の数学問題がけっこう難問なんで、これだけで残りの時間を使おうかななんて考えています。