6月18日に第26回オンライン多田図尋常小学校を開校しました。元小学校教師の井上清三さん、タダーズ最高技術顧問でプロの音響エンジニアのT.eng氏、無農薬野菜生産者の坂梨勝一さん、今回のゲストである福祉施設スタッフの児玉真由美さんの4人の方にご参加いただきました。その様子を振り返ってみます。
●1限目 数学
「やわらかな思考を育てる数学問題集」
井上清三さん(元小学校教師)
前回の宿題2問からスタートしました。宿題1問目はコップのミルクと紅茶の濃度の問題でした。
問題15
コップに入っているミルクから大さじ3杯分のミルクを取り出して別のコップに入っている同じ分量の紅茶に加え、よくまざるようにかきまぜます。かきまぜたものから大さじ3杯を取り出し、それをミルクのコップにもどします。さてこうしたあとで紅茶のコップの中のミルクの割合と、ミルクのコップの中の割合とを比べたとき、大きいのはどちらでしょうか。
解答を見た井上さんの感想です。
「なんだよ!」という感じかな。だって、ミルクの中の紅茶の割合と紅茶の中のミルクの割合は、同じ量ずつ分け合ったっていつも同じ。(中略)
総量が同じなのだから、ミルク:紅茶=紅茶:ミルクなわけ。計算、図示、まったく必要なし。なんかバカにされているような問題でした。
校長(中城)にはわからず、この天才シリーズで自分のわからなさと付き合うことになりそうです。