· 

856 多田図尋常小学校の人々「だけどこの学習は『確率』の学習に繋がるんだよね」


1限目 数学
「やわらかな思考を
   育てる数学問題集」
   井上清三さん
(元小学校教師・日本色覚差別撤廃の会事務局長
                /空手師範)

元小学校教師、井上清三さんのオンライン授業は旧ソ連で天才を育てるために
作られた数学問題集をやっています。前回からは「組み合わせ」に入りましたが
校長(中城)が超苦手な分野の一つです。ここで苦手が克服できたらとワクワクドキドキです。今回は以下の6問に取り組みました。
・  
問5:ある店では形の違うティーカップが5種類、お皿が3種類、ティースプーンが4種類売られています。この中から2つの品物をセットで買うとすると何通りのセットがあるでしょうか。
答え:(5✖️3)+(3✖️4)+(4✖️5)=15+12+20=47
問6:4桁自然数の中で全てが奇数であるようなものはいくつあるでしょう。
答え:1桁目の奇数は5個、次の2桁も5個、次の次の3桁も5個、次の4桁目も5個。
よって 5✖️5✖️5✖️5=625 つまり5の4乗です。
問7:コインを3回投げます。表と裏が出る組み合わせは何通りありますか。
答え:2の3乗で、8です。
問8:2✖️2のマス目に、マス目ごとに白か黒の色をつけるとすると色の塗り方は何通りですか。
答え:2の4乗で、16です。
・・
問9:あるサッカーくじでは13試合の結果を予測しなければなりません。13試合のそれぞれについて戦った2チームのどちらが勝ったか、あるいは引き分けかを書くのです。何通りの予想ができるでしょうか。

 

 

答え:それぞれの試合ごとに勝ったか負けたか引き分けかの3通りがあります。それを13回繰り返すので、3の13乗となります。
問10:ある国の言語にはアルファベットがたった3つだけで、それはAとBとCです。この言語の持つ言葉には、これら3つの文字を4つまで組み合わせたものしかありません。いったいくつの言葉があるでしょう。
答え:文字1つの言語は3通り、文字2つの言語は3の2乗(9)通り、文字3つの言語は3の3乗(27)通り、文字4つの言語は3の4乗(81)通り。よってこれらを足すと120通り。
宿題:6色の布切れがあります。それらを細長く切り、異なる3色を横に縫い合わせて三色旗を作ろうと思います。何種類の旗ができるでしょうか旗の上下は区別するものとします。
校長の感想:今回は井上先生の誘導が良かったのか、校長はほとんど迷わずにできました。ところがあまりに簡単なので正解しても「やった正解だ!」と感じることもなく「これで本当にいいのかな」といつまでもふわふわした状態でした。まずはゲストの児玉さんの感想です。
・・
数学の宿題、途中までできました。同じ配色になるものをどう省くか、考え中です。
そして井上先生の感想です。

●校長が「リアルじゃない」と言っていたのが頭に残っている。確かに「順列・組み合わせ」の学習は、なんでこんなことやるんだろうかと思ったかも。だけどこの学習、「確率」の学習に繋がるんだよね。だからそれの基礎学習のような感じでやってるつもり。大学の時の数学がチンプンカンプンだったのはなぜか・・・それを私は探っているのかも。ホント簡単な基礎学習はつまんない。でもな・・・。