12月3日に第36回オンライン多田図尋常小学校を開校しました。元小学校教師の井上清三さん、タダーズ最高技術顧問でプロの音響エンジニアのT.eng氏、ゲスト講師の田中陽介さん(カラーユニバーサルデザイン機構副理事長)、前回に続いて登校された鈴木智美さん、T.eng氏に紹介いただいた鯨井誠一さんの5人の方にご参加いただきました。その様子を振り返ってみます。詳細はそれぞれのページをご覧ください。
●１限目 数学
「やわらかな思考を育てる
数学問題集」
井上清三さん（元小学校教師）
元小学校教師の井上清三さんのオンライン授業は「天才を育てるために旧ソ連で作られた数学問題集」から「組み合わせ」。 数学の苦手な校長は必死で取り組んで疲労困憊ですが、少しずつ数学脳が鍛えられてきました。
●２限目 社会
「視覚障がい伴走の世界」
〜なりゆきで見えない人の伴走をすることになり、
カミさんとも出会うことに〜
田中陽介さん
（カラーユニバーサルデザイン機構 副理事長）
今年の夏の東日本大震災の被災地歩きでご一緒した田中さんとの帰路の車中雑談で、視力障害者の方をサポートする伴走について伺い、その場で「だれでも先生」をお願いしました。走るだけでなく、泳ぐ、自転車のトライアスロンや、山を走るトレイルランまでやる視覚障害の方がいるとは、これまで詳しく知らなかった伴走について丁寧にお話いただきました。
●３限目 音楽
「Coffee Break Music In Tadaz」
本日のバリスタの気まぐれブレンド
「ワーグナーといえば
…な方」
〜クナッパーツブッシュと
ショルティ
〜
T.eng氏（音響エンジニア）
数多くの劇場音楽を手掛けてきたワーグナーの作品は重厚長大で生半可な指揮者ではとても扱えない代物です。そんなワーグナーで名をはせた指揮者が二人います。一人はドイツにいながらワーグナーを指揮しナチスと戦ったハンス・クナッパーツブッシュ。もう一人は世界初のニーベルングの指環全曲録音を成し遂げたサー・ゲオルグ・ショルティ。演奏スタイルは正反対ながらもこの二人が重厚長大なワーグナーをどうやって聴かせていくのかに迫っていきます。
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●放課後の時間
「誰でも先生」の田中陽介さん、音楽のT.eng氏、前回参加された鈴木智美さんと、T.eng氏ご紹介の鯨井誠一さんの4人に残っていただき、今回の尋常小学校を振り返っての質問と意見を交わすことができました。