· 

886 第38回 オンライン多田図尋常小学校を開校しました。


 2024年1月7日に第38回オンライン多田図尋常小学校を開校しました。タダーズ最高技術顧問でプロの音響エンジニアのT.eng氏、無農薬野菜生産者の坂梨勝一さん、ゲスト講師として青葉山エリアマネージメントの清水千佳さんの3人の方にご参加いただきました。今回は元小学校教師の井上清三さんが体調不良のため1時限と2時限を合わせて1時間の授業となりました。詳細はそれぞれのページをご覧ください。

 

 

1限目 社会
「気がつくと公園で蜂蜜を     、採っていました」
 〜行政任せにしないで公園を楽しむ〜
   清水千佳さん
    (青葉山エリアマネジメントスタッフ)
 
 仙台駅近くに西公園という半ば荒れ放題の大きな公園がありました。近くで働いていた清水千佳さんたちが周囲に声をかけて、まず伸び放題の枝を払うことから市民による公園の手入れが始まりました。さらに公園の歴史的な側面、公園の植生などの勉強会も始まり、季節ごとのイベントや、公園で蜂蜜を採り販売するまでになりました。行政任せにせずに市民が自ら公園に関わって楽しむ。そこに至る経緯について清水さんにお話を伺いました。

2限目 音楽

 「Coffee Break Music In Tadaz」 
  本日のバリスタの気まぐれブレンド

「日本指揮者の巨匠」

  小澤征爾と朝比奈隆

 T.eng氏(音響エンジニア

 /趣味はオーディオ、パソコン製作、鉄道 etc.)

 

 日本生まれの演奏家たちも世界に名が知られるようになりましたが、その先駆けとなったのは「世界のオザワ」こと小澤征爾。彼の活躍は国際化が進む戦後の日本、クラシック界の中核そのものです。2002年にニューイヤーコンサートに日本人初の指揮者として選ばれたのは、彼が日本クラシック界を国際基準に引き上げた功績への回答でもあったのです。

 そんな小澤に並ぶ世界的指揮者を挙げるならば朝比奈隆。小澤が日本人の躍進の道を切り開いたのならば朝比奈は日本のオーケストラの可能性を切り開いた存在です。彼と大阪フィルが演奏したブルックナーは日本のブルックナー解釈の決定盤として揺るがないほどの名盤。ブルックナー以外にもベートーヴェンやブラームスを指揮する朝比奈の風格は揺るぎない世界観を見せてくれます。時代や価値観の全く異なる、しかし誰もが認める日本の世界的指揮者の二人のパイオニアの半生に迫りました。

 

放課後

 今回、坂梨勝一さんに近況報告をしていただきました。今、作業しているのが、寒い中でも苗を育てるための育苗です。坂梨さんは大量に集めた落ち葉を米糠と合わせて発酵させて温度を保っています。その作業を丁寧に説明していただきました。またT.eng氏から坂梨さんのIT環境の改善についてもお話しいただきました。